Ethipor(エシポル)とは?
Ethipor(エシポル)とは?
Ethical(エシカル) + Portugês(ポルトガル語) =Ethipor(エシポル)
エシカルということばに、「倫理的」という意味がありますが、
「倫理的」と聞いても何に対して?と思ってしまいますよね。
〇Ethical(エシカル)


例えば、毎朝起きて仕事をしているあなた。
お客様や、社内の人間関係に揉まれながらも毎日仕事場に行き、一生懸命働いています。
それなのにもし、あなたが本来受け取るべき給与の一部が「誰か」によって搾取されているとしたら。。。?
そんなことがもし「日本」で起こったら、大変なことになりますよね。ありえないですね。
わたしは、とても怒ります(笑)
では、「日本」以外だったらどうなのでしょうか。
私は現在、一般社団法人エシカル協会さん(http://ethicaljapan.org/)主催のエシカル講座に通っていますが、先日フェアトレードのことについてお話を伺う機会があり、改めて気づかされたことがあります。
例えば、生活の一部になっているコーヒーや、チョコレートの原料になるカカオ、
バナナ、砂糖や洋服・タオルをつくるためのコットン等について。
もちろん、それだけではないですが、普段購入している日用品や食物の多くは、
開発途上国の人が働いてくれているおかげで、使う(食べる)ことができているということ。
日本は、世界とつながっているということですね。
買い物をするとき、「値段」は、とても大事だと思います。
いかに安く買いたいものを買うかは、当然のことだと思います。
ただ、もし、その安さがわたしたちと同じく、
毎日一生懸命働いている誰かの犠牲によって成り立っているとしたら。。。?
実は、わたしたちが求める「安さ」を生み出すために、生産国側では、働いてくれている人に対して正当な給与が支払われなかったり、生産効率のために必要以上の農薬を使用することで、環境はもちろん、働いている人の健康にも害を及ぼしているという事態が今(昔の話ではなく。)、起きているようです。ちなみに、2014年にはコットン栽培のための農薬被害によって20万人のコットン農家の方がなくなったそうです。(Pesticide Action Net Work UK(June,2018))
ちょっと、信じられませんね。。。
日本でおこったら問題になるようなことが、開発途上国では今現在、起こっているということが。しかも、こちら側が求める「安さ」のために。
普段何気なく買っているチョコレート、コーヒー、そして洋服等の裏にあるストーリー。

たしかに、ストーリーを知らなくてもわたしたちはきっと、明日も一か月後も買い物をすることができます。
ただ、私たちが安さを求めるあまり、生産効率のための農薬等を必要以上に生産国側が
このまま使用し続けたら?
わたしたちが安さを求めるあまり、働いている人が正当な給与を受け取れずに
生活水準を下回る生活を続けることで働けなくなってしまったら?
そうなったら、私たちは今のようにチョコレートやコーヒーや洋服を買い続けることはできるのでしょうか?
そう考えてみると、わたしたちが持続的に生活を続けていくためにも、
環境、社会へのインパクトを少しでも考えてみる(想像する)ことって、これからとても大事なことになってくるのだと思います。
そしてそれこそが、エシカル(倫理的)なことの一歩だと思うのです。
〇Portugal(ポルトガル)、Brasil(ブラジル)
さて、次になぜPortuguês(ポルトガル語)?
ポルトガル語を公用語としているブラジルとポルトガルが好きだからということは
もちろんその理由の一つですが、
「エシカル」という観点でみてみたら、この2つの国は
単純に、面白いんじゃないかと思ったからです。
-Brasil(ブラジル)-

私は、大学時代にポルトガル語学科というところでポルトガル語や、ポルトガル語圏のことを学んでいました。在学中にブラジルのカンピーナス大学というところで一年留学をし、
「持続可能な社会の実現性」をテーマに主に環境都市で有名なクリチバ市や、
アマゾンのコミュニティでフィールドワークを行っていました。
そこで分かったことの1つは、ブラジルには、環境問題に対してクリエイティブにそしてユニークなアプローチで向き合おうとしている人々が多くいるということ。
例えば、環境都市で有名なクリチバ市では町中(特にスラム街)
に広がる深刻なゴミ問題の解決と市民のリサイクル意識を向上させるという目標のためにユニークなプロジェクトを実施しました。
それは、市民がリサイクルできるもの(プラスチック、空き缶など)を持っていけば、
それらを野菜等の食べ物と交換してもらえるというプロジェクトです。
それによって、見事にゴミ問題が改善され、また市民のリサイクル意識も向上したそうです。
とても素敵なアイデアだと思いませんか?
-Portugal(ポルトガル)-

ポルトガルは今、世界中で観光地としてとても注目が集まっています。
歌手のマドンナや、ハリウッド女優のアリシア・ヴィキャンデルが住んでいるという話も。。
私も、ポルトガルに魅了されているその一人です。
どの角度から写真を撮っても絵になる歴史的な街並み、おいしいご飯、そして
素朴であたたかい人たち。。治安もよく、のんびりできるのもお気に入りです。
(最低限の注意は必要ですが。)
一方で、ポルトガルでの電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合はとても高く、世界ランキング(2017年)で見てみると第5位です。自然エネルギー財団さんのウェブに掲載されている統計
(https://www.renewable-ei.org/statistics/international/)によると、1位はカナダ、2位はスェーデン、3位はデンマーク、4位はチリだそうです。ちなみにポルトガルの次は ドイツで、ヨーロッパ内では第3位ということになりますね。
個人的にドイツは環境先進国というイメージがあったので、そのドイツより上というのが意外というか、ちょっと嬉しいです。
というわけで!ブラジル、ポルトガルの魅力をエシカルな視点で発信していきますので、
みなさん、どうぞ、よろしくお願いいたします。
Ethical(エシカル) + Portugês(ポルトガル語) =Ethipor(エシポル)
エシカルということばに、「倫理的」という意味がありますが、
「倫理的」と聞いても何に対して?と思ってしまいますよね。
〇Ethical(エシカル)


例えば、毎朝起きて仕事をしているあなた。
お客様や、社内の人間関係に揉まれながらも毎日仕事場に行き、一生懸命働いています。
それなのにもし、あなたが本来受け取るべき給与の一部が「誰か」によって搾取されているとしたら。。。?
そんなことがもし「日本」で起こったら、大変なことになりますよね。ありえないですね。
わたしは、とても怒ります(笑)
では、「日本」以外だったらどうなのでしょうか。
私は現在、一般社団法人エシカル協会さん(http://ethicaljapan.org/)主催のエシカル講座に通っていますが、先日フェアトレードのことについてお話を伺う機会があり、改めて気づかされたことがあります。
例えば、生活の一部になっているコーヒーや、チョコレートの原料になるカカオ、
バナナ、砂糖や洋服・タオルをつくるためのコットン等について。
もちろん、それだけではないですが、普段購入している日用品や食物の多くは、
開発途上国の人が働いてくれているおかげで、使う(食べる)ことができているということ。
日本は、世界とつながっているということですね。
買い物をするとき、「値段」は、とても大事だと思います。
いかに安く買いたいものを買うかは、当然のことだと思います。
ただ、もし、その安さがわたしたちと同じく、
毎日一生懸命働いている誰かの犠牲によって成り立っているとしたら。。。?
実は、わたしたちが求める「安さ」を生み出すために、生産国側では、働いてくれている人に対して正当な給与が支払われなかったり、生産効率のために必要以上の農薬を使用することで、環境はもちろん、働いている人の健康にも害を及ぼしているという事態が今(昔の話ではなく。)、起きているようです。ちなみに、2014年にはコットン栽培のための農薬被害によって20万人のコットン農家の方がなくなったそうです。(Pesticide Action Net Work UK(June,2018))
ちょっと、信じられませんね。。。
日本でおこったら問題になるようなことが、開発途上国では今現在、起こっているということが。しかも、こちら側が求める「安さ」のために。
普段何気なく買っているチョコレート、コーヒー、そして洋服等の裏にあるストーリー。

たしかに、ストーリーを知らなくてもわたしたちはきっと、明日も一か月後も買い物をすることができます。
ただ、私たちが安さを求めるあまり、生産効率のための農薬等を必要以上に生産国側が
このまま使用し続けたら?
わたしたちが安さを求めるあまり、働いている人が正当な給与を受け取れずに
生活水準を下回る生活を続けることで働けなくなってしまったら?
そうなったら、私たちは今のようにチョコレートやコーヒーや洋服を買い続けることはできるのでしょうか?
そう考えてみると、わたしたちが持続的に生活を続けていくためにも、
環境、社会へのインパクトを少しでも考えてみる(想像する)ことって、これからとても大事なことになってくるのだと思います。
そしてそれこそが、エシカル(倫理的)なことの一歩だと思うのです。
〇Portugal(ポルトガル)、Brasil(ブラジル)
さて、次になぜPortuguês(ポルトガル語)?
ポルトガル語を公用語としているブラジルとポルトガルが好きだからということは
もちろんその理由の一つですが、
「エシカル」という観点でみてみたら、この2つの国は
単純に、面白いんじゃないかと思ったからです。
-Brasil(ブラジル)-

私は、大学時代にポルトガル語学科というところでポルトガル語や、ポルトガル語圏のことを学んでいました。在学中にブラジルのカンピーナス大学というところで一年留学をし、
「持続可能な社会の実現性」をテーマに主に環境都市で有名なクリチバ市や、
アマゾンのコミュニティでフィールドワークを行っていました。
そこで分かったことの1つは、ブラジルには、環境問題に対してクリエイティブにそしてユニークなアプローチで向き合おうとしている人々が多くいるということ。
例えば、環境都市で有名なクリチバ市では町中(特にスラム街)
に広がる深刻なゴミ問題の解決と市民のリサイクル意識を向上させるという目標のためにユニークなプロジェクトを実施しました。
それは、市民がリサイクルできるもの(プラスチック、空き缶など)を持っていけば、
それらを野菜等の食べ物と交換してもらえるというプロジェクトです。
それによって、見事にゴミ問題が改善され、また市民のリサイクル意識も向上したそうです。
とても素敵なアイデアだと思いませんか?
-Portugal(ポルトガル)-

ポルトガルは今、世界中で観光地としてとても注目が集まっています。
歌手のマドンナや、ハリウッド女優のアリシア・ヴィキャンデルが住んでいるという話も。。
私も、ポルトガルに魅了されているその一人です。
どの角度から写真を撮っても絵になる歴史的な街並み、おいしいご飯、そして
素朴であたたかい人たち。。治安もよく、のんびりできるのもお気に入りです。
(最低限の注意は必要ですが。)
一方で、ポルトガルでの電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合はとても高く、世界ランキング(2017年)で見てみると第5位です。自然エネルギー財団さんのウェブに掲載されている統計
(https://www.renewable-ei.org/statistics/international/)によると、1位はカナダ、2位はスェーデン、3位はデンマーク、4位はチリだそうです。ちなみにポルトガルの次は ドイツで、ヨーロッパ内では第3位ということになりますね。
個人的にドイツは環境先進国というイメージがあったので、そのドイツより上というのが意外というか、ちょっと嬉しいです。
というわけで!ブラジル、ポルトガルの魅力をエシカルな視点で発信していきますので、
みなさん、どうぞ、よろしくお願いいたします。